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2024年版 現行国産スポーツカー型式別料率クラスランキング!「自動車保険料金が高い・安いスポーツモデルはこれだ!」料率クラス一覧表から読む!

sportsclass2024

絶滅危惧種となっているスポーツカー。

しかしながら、日本国内でも魅力的な現行スポーツはまだまだ残っています。

このまま消えてなくなることは絶対にないと思いますし、これまでの定番エンジンスポーツから、PHEVやEVスポーツへと姿を変えて存続していくことでしょう。

それでは今年も、現役国産スポーツカー(スポーツモデル)に注目して、2024年版「現行国産スポーツカー 型式別料率クラス(車両料率クラス)ランキング」「型式別料率クラス一覧」を公開したいと思います。

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  1. 現行国産スポーツカーの選定
  2. 2024年 現行国産スポーツカー 型式別料率クラス総合ランキング!
    1. 2024年 現行国産スポーツカー【 総合ランキング 】
    2. 2024年 現行国産スポーツカー【 総合ベスト1位~3位 】
    3. 2024年 現行国産スポーツカー【 総合ワースト1位~3位】
    4. 2024年 現行国産スポーツカー【 総合ランキング 4位~10位 】
  3. 2024年 現行国産スポーツカー 補償項目別ランキング!
    1. 2024年 【対人】補償項目クラス ベスト&ワースト
    2. 2024年 【対物】補償項目クラス ベスト&ワースト
    3. 2024年 【傷害】補償項目クラス ベスト&ワースト
    4. 2024年 【車両】補償項目クラス ベスト&ワースト
    5. 2024年 補償項目クラス別ランキングの結果総評
  4. 2024年 型式別料率クラス 現行国産スポーツカー 分析データ
    1. その他 別カテゴリ分析データ
  5. あなたの自動車保険はこれで簡単に安くなる!!
  6. 2024年版 現行国産スポーツカー 型式別料率クラス一覧表
    1. トヨタ 現行スポーツ料率クラス一覧表
    2. レクサス 現行スポーツ料率クラス一覧表
    3. ホンダ 現行スポーツ料率クラス一覧表
    4. ニッサン 現行スポーツ料率クラス一覧表
    5. スバル 現行スポーツ料率クラス一覧表
    6. マツダ 現行スポーツ料率クラス一覧表
    7. スズキ 現行スポーツ料率クラス一覧表
  7. 利用者の63%が2万円も安くなった自動車保険!

現行国産スポーツカー(スポーツモデル)の選定としては自分なりの定義を設けました。

現行スポーツカーの選定
・2024年に継続販売されているカタログモデルであること(台数限定が前提ではない)
・開発コンセプトがスポーティまたはそれ以上であること
・SUVの様な車高・重心が高い車は除く
・ミニバンの様な走行性能に不利なボディを持った車は除く
・極端に車重のある車は除く
・軽スポーツは除く(型式別料率クラス制度が異なるため)

車高が低くクーペスタイルの車だけがスポーツカーではなく、普通の乗用車ベースであってもスポーツに振ったメーカーチューンがなされていれば、それはスポーツカーだと判断しています。

厳密に「どこまでがスポーツカーで、どこまでがそうでないのか」の線引きは難しく、結局は独断と偏見ではあります。

また最近では、半導体不足により供給台数に限りがあり抽選だとか、スポーティに振ったSUVも増えたので、どこまでをエントリに含めるか悩むところです。

sportscls2024_gryaris_gxpaTOYOTA[画像出典:https://toyota.jp/]

型式別料率クラス総合ランキングは、後述の「型式別料率クラス一覧」からデータを集計・分析してランキングを実施します。

集計方法は例によって以下の手法を基本とします。

◇集計方法について

① 4つの補償項目クラス値(対人/対物/傷害/車両)の合計をクラス合計値として算出。

② クラス合計値の小さいものからランキング上位へと選出。

③ クラス合計値が同じ場合、[車両項目クラス]値を除いたクラス合計値を算出して比較。

④ 最終的にクラス合計値で優劣が付かない場合は、複数の型式を同率1位として扱う。

つまり、クラス合計値が最も小さいものを「総合ベスト1」、最も大きいものを「総合ワースト1」とします。

クラス合計値が同じ場合は[車両項目クラス]値を除いたクラス合計値を算出して比較します。
※ランキングリストの合計値カッコ内が車両を除いたクラス合計値

車両保険は、他に比べてオプション的要素が強く、必須の契約ではない為この様なルールとしています。

それでは2024年度「現行国産スポーツカー 料率クラス総合ランキング」はこちらです!

※2020年からは型式別料率クラス制度が改定され、普通・小型乗用車の料率クラス値は1~17の「17段階」評価となっています。

現行国産スポーツカー 料率クラス総合
【 ベスト1位~10位 】
順位 メーカー 型式 合計
車種
rank1s マツダ ND5RC 1 3 5 7 16(9)
ロードスター
rank2s マツダ DJLFS 2 5 4 6 17(11)
MAZDA2 15MB
rank3s ニッサン R35 1 1 5 12 19(7)
GTR
4 スバル VN5 1 4 4 10 19(9)
レヴォーグ STI Sport
5 マツダ NDERC 4 4 7 7 22(15)
ロードスター RF
6 レクサス ASC10 5 2 7 9 23(14)
RC
7 スズキ ZC33S 6 4 7
7
24(17)
スイフトスポーツ
8 トヨタ DB22 6 1 7 11 25(14)
GR スープラ
9 トヨタ GXPA16 7 2 6 10 25(15)
GR ヤリス RZ/RC
10 ニッサン RV37 5 6 6 10 27(17)
スカイライン NISMO
現行国産スポーツカー 料率クラス総合
【 ワースト1位~10位 】
順位 メーカー 型式 合計
車種
worst1s トヨタ DB02 8 7 7 15 37(22)
GR スープラ
worst2s ニッサン FE13 6 9 9 12 36(24)
オーラ NISMO
ニッサン RZ34 8 7 9 12 36(24)
フェアレディZ
4 トヨタ GZEA14H 7 7 9 13 36(23)
GR カローラ
5 トヨタ ZN8 7 8 7 13 35(22)
GR 86
スバル ZD8 7 8 7 13 35(22)
BRZ
7 レクサス USC10 5 6 10 14 35(21)
RC F
8 トヨタ DB42 11 5 7 11 34(23)
GR スープラ
9 ホンダ FL4 7 7 9 11 34(23)
シビック
10 レクサス GWZ100 11 4 7 12 34(22)
LC

※合計:クラス合計値。()内は車両を除いた「対人/対物/障害」の合計値
※普通・小型乗用車の料率クラスは17段階評価

2024年版 型式別料率クラス(車両料率クラス)ランキング上位の型式について確認してみましょう。

総合ランキング1位

マツダ ロードスター[ND5RC型]
現行国産スポーツカー 2024年総合ランキングベスト1は、マツダが世界に誇るライトウェイトオープンスポーツ  マツダ ロードスター[ND5RC型] です!

sportscls2023rnk_roadster_nd5rcROADSTER ND5RC[画像出典:https://www.mazda.co.jp/]

◇マツダ ロードスター ND5RC型
発売日:2015年5月
運転支援機能:i-ACTIVSENSE
料率クラス合計値:16(車両クラスを除く:9)

今年もライトウェイトスポーツの雄、マツダ ロードスターがベスト1に輝きました。

ND5RC型は、4代目ロードスターとしてと2015年5月から販売されているモデルです。自然吸気1.5Lエンジンを搭載したFR駆動のオープン2シータークーペで、搭載ミッションは6MTまたは6ATを選択可能。

肥大化してきた先代モデルから、初代コンセプトに立ち返り小型軽量化されたモデルです。人馬一体の走行性能の評価は高く、外観デザインについてもクールです。MT/ATにかかわらず全車に衝突被害軽減ブレーキが搭載されており、その点も総合ベスト1獲得となった重要な要因かと思います。

スピード追求型のスポーツカーではないことから、事故率が低く、それが料率クラスへの高評価へと反映されたとも考えられます。

各補償項目クラスでは、特に対人項目クラスは『1』と最高評価です。その他、全体的に高評価であり料率クラス合計値『16』は総合ベスト単独1位です。

2022年~2023年ランキングでも1位を獲得しており、料率クラス評価は2024年でさらに向上しています。現行国産スポーツにおいて、保険料金的にもっとも有利(安い)なスポーツカーといえます。

 

総合ランキング2位

マツダ MAZDA2 15MB[DJLFS型]
現行国産スポーツカー 総合ランキングベスト2は マツダ MAZDA2 15MB[DJLFS型]!2023年ランキングに続き総合2位を継続!

sportscls2023rnk_mazda2_djMAZDA2 15MB[出典:https://www.mazda.co.jp/]

◇マツダ MAZDA2 15MB DJLFS型
発売日:2014年9月(MAZDA2としては2019年9月)
運転支援機能:i-ACTIVSENSE
料率クラス合計値:17(車両クラスを除く:11)

DJLFS型は4代目デミオであり、初代MAZDA2でもあります。デミオとしての発売日は2014年9月ですが、2019年9月マイナーチェンジを機にMAZDA2と名称が改められています。

MAZDA2 15MBはMAZDA2のなかでも、モータースポーツベースとして販売されている車両です。

SKYACTIV-G 1.5 NAエンジンに、デュアルS-VT(シーケンシャル・バルブタイミング)や2段階切り替えのエンジンオイル潤滑システム、4-2-1排気システムを搭載。ミッションは6MTのみで駆動方式は2WD(FF)です。

他の通常グレードと比べても軽量に仕上げられ、大径ブレーキや専用装備も追加されています。

運転支援システムには「i-ACTIVSENSE」を標準装備。こちらの予防安全機能もクラス評価にに大きく貢献しています。

総合1位のロードスター同様に、対人項目クラスは『2』とかなり優秀。その他、全体的に優秀なクラス評価を得ています。料率クラス合計値『17』は総合1位のロードスターに1ポイント差とせまる数値です。総合ベスト2位とはなりましたが、ロードスター同様に保険料金的にかなり有利(安い)な型式です。

 

総合ランキング3位

ニッサン GTR[R35型]
現行国産スポーツカー 総合ランキングベスト3には、日本国内で誰もが知る有名なスポーツカー ニッサン GTR[R35型]がランクイン!

sportscls2023rnk_gtr_r35GT-R R35[画像出典:https://www3.nissan.co.jp/]

◇ニッサン GTR R35型
発売日:2007年12月
運転支援機能:なし
料率クラス合計値:19(車両クラスを除く:7)

R35型はGTRスカイラインGから数えて6代目GTRにあたります。

このR35型から、「スカイライン」の名称とは決別し独立した固有車種として開発され、スポーツカーを超えるスーパーカーとしての立ち位置をとっています。

V型6気筒3.8Lツインターボエンジンを搭載しミッションは6速デュアルクラッチトランスミッション。駆動方式はATTESA E-TSによる4WDとなります。

2007年12月の発売から、16年以上も継続販売しているかなりのロングランモデル。設計が古く予防安全・運転支援システムについては搭載がありません。そのうえで総合3位は素晴らしい結果です。

今年も対人・対物項目クラスでは最高評価『1』を継続。傷害項目クラスも『5』と良いです。高価なモデルなので車両項目クラスでは不利なずですが、『12』と大健闘(昨年より2ポイントも改善)しています。

「車両項目クラス」さえなければ、単独で首位を取得できるほどのポテンシャルを持ちます。車両保険をセットしなければ、保険料金にはとても有利なスポーツカーといえます。

 

2024年総合ランキングベストに関しては、2022年~2023年とベスト1~3位が同じ結果となりました。この上位3強の型式は今年も無双さを見せつけます。

ここからは、2024年 現行国産スポーツカーの総合ワーストランキングです。

ベストランキングの対極であり、保険料金的には不利となる現行国産スポーツカーについてランキングを見ていきましょう。

総合ワースト1位

トヨタ GR スープラ[DB02型]
現行国産スポーツカー 2024年総合ワースト1位は、有名なFRスポーツ トヨタ GR スープラ[DB02型]に!

sportscls2024rnk_supra_dbGR SUPRA DB02[画像出典:https://toyota.jp/]

◇トヨタ GR スープラ DB02型
発売日:2020年4月
運転支援機能:Toyota Supra Safety
料率クラス合計値:37(車両クラスを除く:22)

GR スープラは、トヨタのプレミアムFRスポーツクーペです。2019年5月に17年ぶりに復活した新生スープラであり、TOYOTA GAZOO Racingが開発を行っています。

ボディは、異なる素材同士の接合強度追求により軽量・高剛性を確保し、前後重量配分も50:50を実現。スポーツカー然とした、マッシブなスタイリングも魅力です。運転支援システムとして「Toyota Supra Safety」を搭載。

DB02型は、2020年10月マイナーチェンジ以降の型式で、スープラのグレードとしては「RZ」にあたります。3.0L直列6気筒ターボエンジンを搭載し、ミッションは8ATのみ。

高額なプレミアムスポーツらしく車両項目クラス値が『15』と悪く、こちらに足を引っ張られています。プレミアムカーとしては仕方ないところ。運転支援システム「Toyota Supra Safety」が導入されているお陰か、他の項目クラスは平均そこそこという感じで、そこまで悪い評価ではありません。

とはいえ、スポーツカーカテゴリの中では保険料金的にもっとも不利という結果です。特に車両保険セット時に、その傾向は顕著となるでしょう。

総合ワースト2位

オーラ NISMO[FE13型]
現行国産スポーツカー 2024年総合ワースト2位は、同率で2つの型式がランクインしています。

その1つがこちら、コンパクトスポーツから オーラ NISMO[FE13型]が総合ワースト初ランクイン!

sportscls2024rnk_aura_fe13AURA NISMO FE13[画像出典:https://lexus.jp/]

◇オーラ NISMO FE13型
発売日:2021年10月
運転支援機能:360°セーフティアシスト(全方位運転支援システム)
料率クラス合計値:36(車両クラスを除く:24)

オーラは、コンパクトカー ニッサン ノートのプレミアムバージョンです。

その中でもオーラ NISMOは、NISMOが手掛けたスポーツモデルの位置づけとなります。発売は標準オーラから少々遅れて2021年10月。型式FE13は他モデルと共通のものですが、NISMO専用の内外装やパーツ、および様々なチューニングが施されています。

専用チューンの第2世代e-POWERを搭載し、駆動方式は2WD(FF)となります。ストイックな走りも評価が高く、サーキットも楽しめるホットハッチです。

運転支援システムとしては「360°セーフティアシスト(全方位運転支援システム)」が導入されています。それでいながら、このワースト2の結果は不本意ではないでしょうか。

個々の項目クラス別では、飛び抜けて悪い評価はありません。車両項目クラス値が『12』と少々高い(悪い)ですが、対人項目クラス値は『6』と良好な方です。対人・対物項目クラス値が『9』と平均をやや超えていて、全体として料率クラス合計値が高くなってしまった印象です。

客観的に見て、そこまで悪い評価とは思いません。とはいえランキング的には、保険料金的に不利な型式ということにはなります。

 

総合ワースト2位

GR カローラ[GZEA14H型]
現行国産スポーツカー 2024年、もう一台の同率総合ワースト2位には、ニッサン フェアレディZ[RZ34型] が!

sportscls2023rnk_fairladyz_rz34FAIRLADY Z RZ34[画像出典:https://www3.nissan.co.jp/]

◇ニッサン フェアレディZ RZ34型
発売日:2023年4月
運転支援機能:Nissan Intelligent Mobility
料率クラス合計値:36(車両クラスを除く:24)

2023年4月のビッグマイナーチェンジで、7代目となったフェアレディZ RZ34型。

RZ34型は、型式を変更しないながらも実質フルモデルチェンジとなる最新モデルです。ロングノーズショートデッキの伝統的なFRスポーツスタイルを継承した後輪駆動のFRスポーツであり、歴代Zのオマージュを散りばめながら最新鋭の装備を備えています。

その心臓部にはV6 3.0Lツインターボエンジンを積み込み、ミッションには6MTと9M-ATx(パドルシフト付フルレンジ電子制御9速AT)を用意。

14年ぶりにフルモデルチェンジ(型式はZ34系のままだが実質的に)したフェアレディZですが、2023年に続き2024年ランキングでも総合ワースト入りです。とはいえ、ワースト1だった2023年よりは改善しています。

全体的にクラス評価値はやや高めの傾向で、もっとも評価が良くないのが車両項目クラスで評価値は『12』です。料率クラス合計値は『36』、車両項目含まずで『24』とオーラ NISMOと差がつかず同率ワースト2となりました。

しかしながら、乗用車全体でみた場合にクラス値合計『36』はそこまで悪い値ではありません。保険料金的に不利な傾向はありますが、飛びぬけて不利という訳でもないと思います。

 

これら料率クラス総合ワースト1~3位にランクされた型式は、自動車保険料という意味でも不利に働きます。特に車両保険をセットする場合に、その傾向は強くあらわれるかと思います。

ただし、他カテゴリも含め全体でみると、ワーストとはいえ、そこまで極端に悪いクラス評価ではありません。あくまで、現行スポーツカテゴリのなかでは不利であるという内容になります。

※2台が同率で総合ワースト2位のため、総合ワースト3位はありません

参考までに総合ランキングのベスト&ワースト4位~10位の傾向も確認しておきましょう。

◆ベストランキング 4位~10位

ベストランキングには、比較的コンパクト軽量スポーツのランクインが多い傾向です。これは2024年ランキングでも変わりありません。プレミアムスポーツよりも親しみのある車種が上位にランクされているのは、なぜか嬉しくなります。

最近はスポーツ車であっても、標準で運転支援システムを搭載しています。ミッションがMTであっても、運転支援システムが導入されていたりと、最近のスポーツモデルの予防安全性能は一昔前とは比べ物になりません。

そんな運転支援システムを搭載していれば料率クラス評価も皆良さそうなもので、それほど車種によって差がつかないかと思えばそうでもありませんでした。結構バラツキがあり、こういったランキング傾向がでるのは、なかなか興味深いです。

メーカーでは、「マツダ」が今年も総合ベスト1~2を独占。ベスト5にもロードスターRFが入っており、相変わらずの存在感です。その他、アイサイト擁する「スバル」はベスト4と健闘していますね。

◆ワーストランキング 4位~10位

ワーストランキングでは、2024年も高額なスポーツカー(プレミアム系・スパルタン系)で半数以上が占められています。これらワーストランカーの傾向として、車両項目クラスの評価値が高い(悪い)という点があげられます。

そもそも高額な車両価格ゆえに車両項目クラス値が高くなる傾向があります。したがって高額スポーツだからこそ、自然とワーストランキング寄りになってしまうと云ったほうが正しいでしょう。

最近はワーストランキング車であっても、そのほとんどのモデルでは運転支援システムを搭載しています。そのおかげか、車両項目クラスを除けば平均的な評価であったりもします。

乱暴な言い方ですが、運転支援システムの導入により、ベストランキング車とワーストランキング車の差は「車両項目クラス値の差≒車両価格の差」と言えなくもない。少なくともその影響は大きいと思います。

現時点でこれはもちろん個人的な見解です。全部か全部当てはまる訳ではありません。運転支援システムがより高性能に進化していけば、その傾向は顕著に表れてくるのではと考えています(しかし、近頃の車はなんでもかんでも値上がりしていて、大体が高額車という意見も、、)。

メーカーではやはりプレミアムブランド「レクサス」、そして「トヨタ」のランクインが目立ちます。

料率クラスが悪くても!保険料金を節約する方法あります!

型式別料率クラスは確かに保険料金に影響しますが、保険会社や契約条件によってもトータル金額は変わってきます。

例えクルマの料率クラスが悪くても、なるべく安い自動車保険を見つける事は可能です。

それにはどうすれば良いでしょう?

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sportscls2024rnk_gtr_r35NISSAN[画像出典:https://www3.nissan.co.jp/]

次に型式別料率クラスの各補償項目別に、「ベスト1位&ワースト1位」のランキングを見ていきましょう。

型式別料率クラスの各補償項目(対人/対物/傷害/車両)ごとにランキングをしていきます。

集計方法は以下の手法を基本とします。

◇集計方法について

① 4つの補償項目クラス値(対人/対物/傷害/車両)ごとに値を集計。

補償項目クラス値の最も小さいものベスト1、最も大きいものをワースト1とする。

③ クラス値が同じ場合、同率1位として扱う。

単純に、補償項目クラス値が最も小さいものを「項目ベスト1」、最も大きいものを「項目ワースト1」とします。

「対人補償項目クラス」について、ベスト1位とワースト1位の型式ランキングです。

対人補償項目クラス ベスト1
順位
メーカー 型式 対人 クラス合計
車種
rank1s マツダ ND5RC 1 16(9)
ロードスター
ニッサン R35 19(7)
GTR
スバル VN5 19(9)
レヴォーグ STI Sport
対人補償項目クラス ワースト1
worst1s トヨタ DB42 11
34(23)
GR スープラ
レクサス GWZ100 34(22)
LC

対人項目クラスの最小値は『1』、最大値は『11』です。ベスト1位には3つの型式が、ワースト1位には2つの型式が同率でランクキングされています。

対人項目クラスベスト1位は、総合ベストランキング上位の顔ぶれで占められています。ワースト1位には、総合ワーストでも1位のGR スープラ、そして総合ワースト10位のレクサス LC[GWZ100型]がここでも選出されています。

「対物補償項目クラス」について、ベスト1位とワースト1位の型式ランキングです。

対物補償項目クラス ベスト1
順位
メーカー 型式 対物 クラス合計
車種
rank1s ニッサン R35 1 19(7)
GTR
トヨタ DB22 25(14)
GR スープラ
対人補償項目クラス ワースト1
worst1s ニッサン FE13 9 36(24)
オーラ NISMO

対物項目クラスの最小値は『1』、最大値は『9』です。ベスト1位には2つの型式が同率でランクキングされています。

対物項目クラス1位には総合ベスト3位のニッサン GTR[R35型]、そして。総合ベスト8位のトヨタ GR スープラ[DB22型]が選出されています。

ワースト1位には、総合ワーストランキングに初登場で総合2位のニューカマー。ニッサン オーラ NISMO[FE13型]が単独で登場しています。

「傷害補償項目クラス」について、ベスト1位とワースト1位の型式ランキングです。

傷害補償項目クラス ベスト1
順位
メーカー 型式 傷害 クラス合計
車種
rank1s マツダ DJLFS 4 17(11)
MAZDA2 15MB
スバル VN5 19(9)
レヴォーグ STI Sport
傷害補償項目クラス ワースト1
worst1s レクサス USC10 10 35(21)
RC F

傷害項目クラスの最小値は『4』、最大値は『10』です。ベスト1位には2つの型式が同率でランクキングされています。

傷害項目クラスベスト1位には、総合ベスト2位にランクされる、マツダ MAZDA2 15MB[DJLFS型]と総合ベスト4位のスバル レヴォーグ STI Sport[VN5型]。ワースト1位には、レクサスから RC F[USC10型]が総合ワースト7位からの選出です。

車両補償項目クラスについて、ベスト1位とワースト1位の型式ランキングを確認しましょう。

車両補償項目クラス ベスト1
順位
メーカー 型式 車両 クラス合計
車種
rank1s マツダ DJLFS 6 17(11)
MAZDA2 15MB
車両補償項目クラス ワースト1
worst1s トヨタ DB02 15
37(22)
GR スープラ

傷害項目クラスの最小値は『6』、最大値は『15』です。

傷害項目クラスベスト1位には、総合ベスト2位にもランクされる優良型式マツダ MAZDA2 15MB[DJLFS型]が再登場。ワースト1位には、総合ワースト1位であるトヨタ GR スープラ[DB02型]がランクイン。さすが総合ワースト1位の貫禄です。

ちなみに、クラス評価値『15』は現行国産スポーツカーの全補償項目クラスにおいて最大(最悪)の数値となります。

各補償項目クラスでの最小値と最大値は以下の通りです。

2024年 現行国産スポーツカー 補償項目クラス 最大最小値
補償項目クラス 対人 対物 傷害 車両
最小値(良い) 4 6
最大値(悪い) 11 9 10 15

各補償項目クラスのランキングについては、ほぼ総合ベスト10・ワースト10選出の型式が登場する結果になりました。

やはり上位・下位に選ばれるには「それ相応の要素を持っている」という事でしょう。また、エントリー型式数自体が少ないことも関係していると思います。

項目ベスト1位では、複数のプレミアムスポーツも登場しています。特にニッサン GTRの出現頻度は高く、一部だけ見れは、とび抜けて良い評価となっている型式があるという事実。これも面白い結果です。

項目ワースト1位には、GR スープラとレクサスが高頻度で登場するという結果に。プレミアムカーの業ともいえる車両項目クラスだけではなく、他項目クラスにおいても評価が良くない車種という事になります。

これは事故率(保険請求率)もそうですが、盗難対象になりやすいブランドである。ということも理由の一つかもしれません。

また料率クラス値については、ワースト1位といっても車両項目クラスを除けば、それほど激しく悪い数値でもありません。逆に言えば、現行国産スポーツカーは車両項目クラスを除けば、比較的優秀な料率クラス評価であるといえます。

その他、今回のデータから現行国産スポーツカーの料率クラス平均値を算出してみました。

傾向としては、2023年の分析データ傾向を踏襲した内容です。

スポーツカーカテゴリだけに、クラス合計値平均では、他のカテゴリに比べ高め(悪い)です。特に「車両」が飛び抜けて高い結果となっているのは、昨年と変わらずです。

反面「対物」に関しては評価が良く低めの数値となっています。前述の通り、車両を除けばその他の項目は悪い評価ではありませんが、「傷害」は少々良くない傾向ではあります。

これは、同様にスポーツ系カテゴリの「2020年 厳選絶版スポーツ」と似た傾向になっています。

2024年 現行国産スポーツカー 料率クラス平均値
対人 対物 傷害 車両 クラス合計値
6.1 5.2 7.3 10.5 29.1

現行国産スポーツカーを所有されている、またはこれから購入を考えているのならコチラが料率クラスの標準指標として参考になるかと思います。

該当する型式の、おおよその保険料の傾向は掴めるのではないでしょうか。

その他、参考になる別カテゴリの分析データを記載します。今回の料率クラス平均値と比較してみるのも面白いですね。

別カテゴリの料率クラス平均値
対人 対物 傷害 車両 クラス合計値
2024年 国産SUV 料率クラス平均値
7.2 7.7 6.5 6.8 28.3
2023年 国産ミニバン 料率クラス平均値
6.4 7.0 6.7 6.8 26.9
2022年 スバル車 料率クラス平均値
6.3 6.8 6.2 7.4 26.6
2020年 厳選絶版スポーツ 料率クラス平均値
8.4 6.2 7.9 9.6 32.1

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sportscls2024_roadster_ndMAZDA[画像出典:https://www.mazda.co.jp/]

最後に、2024年版 現行国産スポーツカーの型式別料率クラス一覧表を掲載します。

2020年に17段階評価に改正となった型式別料率クラス制度。改正後4年目となり、現行スポーツモデルの料率クラスがどう変化したのか。その結果でもあります。

●トヨタ 現行スポーツカー型式別料率クラス表[2024年版]

TOYOTA
車種名称 型式 対人 対物 傷害 車両 ASV割
アクア GR スポーツ MXPK11 7 7 9 9
GR カローラ GZEA14H 7 7 9 13
GR スープラ DB02 8 7 7 15 ×
DB22 6 1 7 11 ×
DB42 11 5 7 11 ×
DB82 7 5 7 13 ×
GR ヤリス RZ/RC GXPA16 7 2 6 10 ×
GR ヤリス RS MXPA12 6 5 7 9 ×
GR 86 ZN8 7 8 7 13

※ASV割:[ 〇 割引あり / × 割引なし ]
※2020年より料率クラスは17段階評価に変更されています。

●レクサス 現行スポーツカー型式別料率クラス表[2024年版]

LEXUS
車種名称 型式 対人 対物 傷害 車両 ASV割
LC URZ100 8 2 9 12 ×
GWZ100 11 4 7 12 ×
RC GSC10 7 5 7 10 ×
AVC10 7 7 7 11 ×
ASC10 5 2 7 9 ×
RC F USC10 5 6 10 14 ×

※ASV割:[ 〇 割引あり / × 割引なし ]
※2020年より料率クラスは17段階評価に変更されています。

●ホンダ 現行スポーツカー型式別料率クラス表[2024年版]

HONDA
車種名称 型式 対人 対物 傷害 車両 ASV割
シビック TYPE R FL5 7 6 9 10
シビック FL4 7 7 9 11
シビック FL1  6 6 7 13
フィット e:HEV RS GR3 6 7 6 8 ×
フィット RS GS4 6 7 9 8

※ASV割:[ 〇 割引あり / × 割引なし ]
※2020年より料率クラスは17段階評価に変更されています。

●ニッサン 現行スポーツカー型式別料率クラス表[2024年版]

NISSAN
車種名称 型式 対人 対物 傷害 車両 ASV割
GTR R35 1 1 5 12 ×
スカイライン 400R RV37 5 6 6 10 ×
オーラ NISMO FE13 6 9 9 12
フェアレディZ RZ34 8 7 9 12

※ASV割:[ 〇 割引あり / × 割引なし ]
※2020年より料率クラスは17段階評価に変更されています。

●スバル 現行スポーツカー型式別料率クラス表[2024年版]

SUBARU
車種名称 型式 対人 対物 傷害 車両 ASV割
レヴォーグ STI Sport R VNH 7 6 9 10
レヴォーグ STI Sport VN5 1 4 4 10 ×
BRZ ZD8 7 8 7 13
WRX S4 VBH 6 6 9 8

※ASV割:[ 〇 割引あり / × 割引なし ]
※2020年より料率クラスは17段階評価に変更されています。

●マツダ SUV型式別料率クラス表[2024年版]

MAZDA
車種名称 型式 対人 対物 傷害 車両 ASV割
ロードスター ND5RC 1 3 5 7 ×
ロードスター RF NDERC 4 4 7 7 ×
MAZDA2 15MB DJLFS 2 5 4 6 ×

※ASV割:[ 〇 割引あり / × 割引なし ]
※2020年より料率クラスは17段階評価に変更されています。

●スズキ 現行スポーツカー型式別料率クラス表[2024年版]

SUZUKI
車種名称 型式 対人 対物 傷害 車両 ASV割
スイフトスポーツ ZC33S 6 4 7 7 ×

※ASV割:[ 〇 割引あり / × 割引なし ]
※2020年より料率クラスは17段階評価に変更されています。

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