TOYOTA GAZOO Racingが手掛けた全く別のトヨタ ヤリス。それがスポーツカー「GR ヤリス」です。
同社の次世代コンパクトカーであるヤリスをベースとして開発されていますが、エンジンやプラットフォームなど全く異なるモデルとして独立しています。
トヨタとしてスポーツカー復権の狼煙となる、マーケットをみても久々にパワフルで勢いのあるモデルです。
今回はそんなトヨタ GRヤリス[MXPA12/GXPA16型]について、年齢別・条件別に自動車保険料金の相場と目安を調査したいと思います。
TOYOTA GR GR YARIS[画像出典:https://toyota.jp]
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トヨタ GRヤリスとは
TOYOTA GR YARIS[画像出典:https://toyota.jp]
「GRヤリス」はヤリスベースといいつつ、全く別の車と思っていて間違いありません。
エクステリアとインテリアの基本的な部品は流用しているものの、使用されるプラットフォームはTNGAのBセグメント用「GA-B」とCセグメント用「GA-C」を合わせた専用プラットフォームとなります。
グレードは2系統に分かれ、前輪駆動2WDのスポーティ仕様が「RS」。4WD+ターボエンジンの本格スポーツ仕様が「RZ・RC」です。
※2022年4月にRSの軽量モデルとなるRS“Light Package”が追加されています
「RS」系はヤリスと同じ1.5Lエンジン(120ps/145Nm)を搭載しますが、目玉となる「RZ・RC」系4WDターボモデルには新開発の1.6L 3気筒ターボダイナミックフォースエンジン(272ps/37.7Nm)が奢られます。
TOYOTA GR YARIS[画像出典:https://toyotagazooracing.com]
WRC参戦からのフィードバックを受けた競技前提の市販モデルであり、特にRZ・RC系はミッションも6速iMT(インテリジェントマニュアルトランスミッション)のみというスパルタン仕様がワクワクさせてくれます。※RS系は10速スポーツシーケンシャルシフトマチック付きのDirect Shift-CVT
エクステリアは基本的にはヤリスを引き継いでいますが、専用デザインバンパーやルーフの処理など異なっています。中でも、より大きく張り出したワイドフェンダーは特徴的です。特にリアの張り出しの迫力はスゴイ!
ルーフはリアに向けて傾斜していく処理がなされ、これによってクーペ風のスポーツハッチバックといったサイドビューとなっています。
インテリはスパルタンスポーツのイメージを醸しつつ、ヤリスより質感もグレードアップされており不満なくまとめられています。ただ、リアシートが2人掛けに変更になっているところは注意点でしょうか。
TOYOTA GR YARIS[画像出典:https://toyota.jp]
走行性能については当然ながらかなり手が込んでいます。
エンジンはラリー常用域での最大の性能を考慮しつつ高レスポンスを追求。エンジン部品の徹底した軽量化やターボ軸受にセラミックボールベアリングの採用などを実施しています。
“GR-FOURE”としたスポーツ4WDシステムは、状況に合わせた3つの走行モードを持ちます。
新開発の電子制御多板クラッチを用いたアクティブトルクスプリット4WDシステムにより、前後輪のトルク配分を「NORMAL(前輪60:後輪40)」、「SPORT(前輪30:後輪70)」、「TRACK(前輪50:後輪50)」の3つの制御モードから選択できます。
ボディもフロントフードや左右ドア、バックドアにアルミ素材を、ルーフには新工法のC-SMCを採用など、軽量化・高剛性はもとより空力にもこだわった仕上がりです。
その他気になる安全性能については、予防安全パッケージ「Toyota Safety Sense」は標準搭載ではなくメーカーオプションとして用意されています。この辺りはモータースポーツ参戦前提の車両としては納得できる設定ですね。
TOYOTA GR YARIS[画像出典:https://toyotagazooracing.com]
グレ | 概要 | 価格 | ||
RZ“High performance” | 1.6L ターボ 4WDモードセレクト 冷却スプレー機能付空冷インタークーラー | 4WD | 6iMT | 4,560,000円 |
RZ | 3,960,000円 | |||
RC“Light Package” | 4,420,000円 | |||
RC | 3,300,000円 | |||
RS“Light Package” | 1.5L NA ドライブモードセレクト 10速スポーツシーケンシャルシフトマチック | 2WD | CVT | 3,124,000円 |
RS | 2,650,000円 |
保険料金シミュレート見積り条件
それでは保険料金のシミュレート見積もりをしていきましょう。今回見積もり条件とした内容を記述しておきます。
●見積もり条件
保険料金 見積もり条件 | ||||
見積タイプ | 年齢 | 年齢条件 | 等級 | 免許色 |
タイプ20 | 20歳 | 全年齢補償 | 8 | グリーン |
タイプ21 | 21歳 | 21歳以上補償 | 9 | グリーン |
タイプ26 | 26歳 | 26歳以上補償 | 14 | ブルー |
タイプ30 | 30歳 | 30歳以上補償 | 18 | ゴールド |
共通条件 | ||||
・年間走行距離:【 5000km未満 】 | ||||
・運転者限定:【 本人・配偶者限定 】 | ||||
・事故あり係数:【 なし 】 | ||||
・対人・対物:【 無制限 】 | ||||
・人身傷害:【 5000万円 】 | ||||
・搭乗者傷害:【 なし 】 | ||||
・車両保険(ありの場合):【 フルカバー[免責5-10万] 】 |
今回は記名被保険者(契約車両を主に運転する人)の年齢別に4タイプ「タイプ20」~「タイプ30」で見積もりを取得します。
トヨタ GRヤリスの保険料金シミュレート見積り結果!
TOYOTA GR YARIS[画像出典:https://toyota.jp]
それでは自動車保険料金をシミュレートした見積り結果を見てみましょう。
保険料金シミュレート結果 [ 年間保険料 ] | ||
トヨタ GRヤリス RZ“High performance” | ||
見積タイプ | 車両保険なし | 車両保険あり |
タイプ20 (全年齢補償) | 43,840円 | 129,560円 |
タイプ21 (21歳以上補償) | 22,450円 | 65,430円 |
タイプ26 (26歳以上補償) | 15,000円 | 42,730円 |
タイプ30 (30歳以上補償) | 8,870円 | 25,200円 |
各タイプでは記名被保険者(主にその車を運転する人)の年齢以上の運転者のみを補償対象とする年齢条件割引を前提にしています。年齢を重ねるにつれ順当に保険料金が割安になっていくのがハッキリ分かりますね。
こちらは一定の条件をもとにシミュレートした結果なのであくまでも参考としてお考え下さい。
トヨタ GRヤリスの一番安い保険の見つけ方!
トヨタ GRヤリスの保険料金の目安は前述の結果通りですが、契約条件によってもトータルの保険料金は変わってきます。
条件にあった一番安い自動車保険を見つけるにはどうすれば良いでしょう?
答えは、複数社の見積もり取得と比較・検討です。それがもっとも効果的で最短ルート!
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トヨタ GRヤリスの保険料金ポイント!
TOYOTA GR YARIS[画像出典:https://toyota.jp]
それではトヨタ GRヤリスの保険料金に関わるポイントを確認しておきましょう。
保険料金に関わるポイント |
Toyota Safety Sense 搭載可能 ASV割引の適用 エコカー割引の適用 型式別料率クラス |
ポイントとしては上記の4つが挙げられます。それでは順に説明していきます。
▼ Toyota Safety Sense 搭載可能
GRヤリスにはトヨタの先進の予防安全パッケージ「Toyota Safety Sense(トヨタ セーフティセンス)」を搭載可能です。ミリ波レーダーと単眼カメラを併用した検知センサーと、それに基づく統合的な制御により事故の回避や衝突被害の軽減を支援します。
GRヤリスではこのToyota Safety Senseがメーカーオプションで用意されています。
これにより、高性能なプリクラッシュセーフティ(昼夜の歩行者・昼の自転車に対応)はもとより、高速道路での長距離運転をサポートするレーダークルーズコントロール機能(ブレーキ制御付き)やレーントレーシングアシストを搭載できます。
その他、RZ系ではクリアランソナー&バックソナー、リアクロストラフィックアラートが。RSではインテリジェントクリアランスソナー、リアクロストラフィックオートブレーキも搭載される事になります。
Toyota Safety Sense[出典:https://toyotagazooracing.com]
これらにより、GRヤリスは「セーフティ・サポートカー、またはセーフティ・サポートカーS〈ワイド〉」に該当する事になります。
「Toyota Safety Sense」の様々な運転支援機能(ASV)によって劇的に事故を減らすことが可能となり、型式別料率クラスへ高評価として反映されます。料率クラスの高い評価はそのまま保険料低減へとつながります。
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▼ ASV割引適用
前述のToyota Safety Senseによって、GRヤリスには「プリクラッシュセーフティ」が搭載可能です。
これはトヨタで言うところの衝突被害軽減ブレーキ(AEB)、いわゆる自動ブレーキ機能です。これによって各保険会社でASV割引(保険料金一律9%割引)を受けることができます。
ASV割引適用期限はその型式の自動車が発売された年度に「3年」を加算した年度の12月末日なので、GRヤリスの場合には保険開始日が2023年12月末迄であれば割引が受けられます。
ただしこの割引適用は、「Toyota Safety Sense」をオプション搭載した場合に限られます。
ASV割引の適用 |
割引あり ※Toyota Safety Sense搭載車 2023年12月末まで ( 保険始期日 ) |
また、いずれ割引適用からは外れますがAEBを含めたToyota Safety Senseの事故予防効果は型式別料率クラスに十分反映されており、ASV割引適用が終了したからと言って必ずしも保険料金に不利という事でもありません。
▼ エコカー割引の適用
GRヤリスは純粋なガソリンエンジンモデルであり、ハイブリッドモデルについては設定がありません。
したがって、一部保険会社にて設定のあるエコカー割引は適用対象外となります。
エコカー割引の適用 |
割引対象外 ※適用対象モデルなし |
▼ 型式別料率クラス
トヨタ GRヤリス については、搭載されるパワートレイン(排気量)と駆動方式(2WD/4WD)の種別によって2つの型式が存在します。
型式ごとに料率クラスの評価がなされ、この評価が保険料金の増減にも直結します。
・型式別料率クラス[2023年]
TOYOTA GRヤリス 型式別料率クラス | |||||||
グレ | 駆動 | 型式 | 対人 | 対物 | 傷害 | 車両 | AS |
RZ・RC系 | 4WD | GXPA16 | 7 | 5 | 7 | 10 | 〇 |
RS | 2WD | MXPA12 | 6 | 5 | 7 | 9 | 〇 |
※ASV割:[ 〇 割引あり / × 割引なし ]
※2020年より料率クラスは17段階評価に変更されています。
『ASV割』項目は型式別にASV割引の対象かどうかを表しています。GRヤリスに関してはToyota Safety Senseを搭載していれば、前述の適用期間内であればASV割引が適用されます。
GRヤリス全体としての型式別料率クラス評価は、「標準」に当てはまるかと思います。保険料金的には「影響は小さい」となります。
トヨタ GRヤリス 料率クラス評価 (保険料金への影響) |
★★★☆☆ 標準 ( 保険料金への影響は小さい ) |
RZ/RC系については、車両金額が高いだけあってか車両項目クラス値は高めです。車両保険をセットした場合、保険料金もそれなりに高くなる傾向にあり若干不利でしょうか。もちろん、車両金額や契約内容によっても実際の保険料金は変わってきます。
もちろん、車両金額や契約内容によっても実際の保険料金は変わってきます。
トヨタ GRヤリスの保険料金を簡単にいえば!
TOYOTA GR YARIS[画像出典:https://toyota.jp]
トヨタの本気が伝わってくる。そんなスパルタンなスポーツカーが「GRヤリス」です。
軽量コンパクト高剛性ボディに高出力ターボエンジンを搭載し、電子制御4WDを組み合わせマニュアルトランスミッションで駆る!というこのスタイルは、モータースポーツファンなら心躍らずにはいられないでしょう。
この様なスポーツカーを、いまこの世に送り出してくれたトヨタには感謝と称賛しかありません。
それでは、トヨタ GRヤリスの保険料金を簡単にいえば!
今回のテーマを簡単に言えば!
GRヤリスには先進の予防安全パッケージ「Toyota Safety Sense」がオプション搭載可能。事故率低下により自動車保険料にも有利。
「Toyota Safety Sense」搭載車には衝突被害軽減ブレーキ(AEB)も装備されておりASV割引(一律9%OFF)の対象となる。
型式は車種に対して2つ。GRヤリス全体としての型式別料率クラス評価は「標準」、保険料的には良くも悪くも「影響は小さい」。
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平均して3万円の節約実績もあり、実際わたしも安くすることができました!
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