
スバル初の電気自動車(バッテリーEV)として発売されたSUV「ソルテラ(SOLTERRA)」。
スバル・トヨタの共同開発の2車種目として誕生しており、同じくバッテリーEVであるトヨタ「bz4x」とは兄弟車にあたります。ソルテラはbz4xとは幾つかの点で差別化され、そこにトヨタとの違い、スバルらしさを表現しています。
今回はそんな スバル ソルテラ[XEAM10X/YEAM15X型]について、年齢や条件ごとに、自動車保険料の相場と目安を見ていきましょう。
SUBARU SOLTERRA[画像出典:https://www.subaru.jp/]
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スバル ソルテラとは
SUBARU SOLTERRA[出典:https://www.subaru.jp/]
スバルで初となる量産型EVがソルテラです。
EV専用プラットフォームとなる「e-スバルグローバルプラットフォーム(e-SGP)」を新設計し、高効率パワーユニット「eAxle(イーアクスル)」をビルトインしたバッテリーEV。
左右対称レイアウトのシャシーを持ち、前後独立モーターで駆動するAWDもラインナップしており、スバルのシンメトリカルAWDを連想させる設計となっています。
2025年10月には、大規模な改良を受け、その中身を劇的に進化させました。このアップデートでは、内外装の変更からパワートレインまで大きく見直されています。それでいて、大幅な値下げも実施されており、より現実的に選択可能なEVとして存在感を増しています。
※以下、2025年10月改良以降の情報をベースに記載しています
エクステリア:より精悍さを増した「スバルの顔」
SUBARU SOLTERRA[出典:https://www.subaru.jp/]
この改良によってエクステリアは、兄弟車bZ4Xとの「違い」をより明確にしています。
フロントマスクは、薄型で切れ長の6ポイント・シグネチャーランプとグリスレスデザインが特徴です。ヘッドライトは、そのシグネチャーランプの下に小型のもの(フォグランプにも思えてしまう様な)が独立配置されています。
マスク中央には、スバルエンブレムが収まります。このエンブレムは夜間には発光し、ソルテラが先進的なEVであることを主張するかの様です。
また、前後ホイールアーチモールをボディ同色で選択できるところも、bz4xと大きく異なる点です。ボティ同色にすることで、都会的で洗練された外観を手に入れることができ、ユーザー嗜好による選択肢が大きいのは、明確なセールスポイントです。
改良前モデルに比べると、確実に精悍さが増しているのが分かります。
インテリア:先進性とスバルらしさが宿る空間
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インテリアは先進性をイメージしたデザインで、水平基調をイメージしたシャープな造形になっています。ダッシュボード左右に広がるアンビエントライトは、よりそのシャープさとワイド感を強調するとともに、先進的なイメージも与えてくれます。
運転席にはトップマウントメーター、中央には14インチディスプレイナビゲーション&オーディオシステムを装備。コンソールに、2台同時充電が可能なワイヤレス充電器があるのは嬉しい配慮です。
また、上級グレードにおいては、ブラック&ブルーのスバルらしいカラーコーディネイトが提供されるのもポイントです。よりスバルらしさを求めるのであれば、お勧めです。
基本性能と実用性:大幅な進化を遂げた、ソルテラの「実力」
SUBARU SOLTERRA[出典:https://www.subaru.jp/]
ボディサイズは、全長4690mm×全幅1860mm×全高1650mm。ホイールベースは2850mmとかなり長くとられており、後席は広く居住性が高い。また、荷室においても452Lを確保し、ゴルフバック3つを積載可能です。
パワートレーンはEVだけに、100%駆動用モーターとなります。FWDモデルでは、フロントモーター(167kw/268Nm)を搭載し、AWDモデルではリアモーター(80kw/169Nm)を追加した、前後独立モーター駆動式AWDとなります。
駆動用バッテリーは、74.1Kwh(総電圧391V)の大容量リチウムイオンバッテリーを搭載。CHAdeMO規格の急速充電に対応しており、約28分で満充電量の80%までチャージ可能です。気になる一充電での航続距離は、FWD:746km、AWD:687KmとEVとして十分な距離を実現しています(改良前のモデルよりも、おおよそ30%改善)。
駆動用バッテリーの容量(初期容量70%以上)を8年間(走行距離16万kmまで)保証している点も安心して購入できるポイントです。
SUVとしても、最低地上高を210mmと十分確保しつつ、対地障害角もしっかりと考慮されています。AWDモデルには、X-MODEも搭載しており、SUVに求められる高い走破性を実現しています。
予防安全性能では、先進の予防安全パッケージ「SUBARU Safety Sense」を全車標準装備しており、安心・快適な運転を支援します。
続いてこれらが、自動車保険にどの様な影響を及ぼしているか、保険料金シミュレート結果を見てみましょう。
SUBARU SOLTERRA[出典:https://www.subaru.jp/]
| グレード | 概要 |
価格 | |
| ET-SS | ●EV モーター(原動機) リチウムイオン電池 – 総電力量[74.7kWh] X-MODE SUBARU Safety Sense |
FWD |
5,170,000円
|
| AWD |
5,610,000円
|
||
| ET-HS | AWD | 6,050,000円 | |
保険料金シミュレート見積り条件
それでは保険料金のシミュレート見積もりをしていきましょう。今回見積もり条件とした内容を記述しておきます。
●見積もり条件
| 保険料金 見積もり条件 | ||||
| 見積タイプ | 年齢 | 年齢条件 | 等級 | 免許色 |
| タイプ20 | 20歳 | 全年齢補償 | 8 | グリーン |
| タイプ21 | 21歳 | 21歳以上補償 | 9 | グリーン |
| タイプ26 | 26歳 | 26歳以上補償 | 14 | ブルー |
| タイプ30 | 30歳 | 30歳以上補償 | 18 | ゴールド |
| 共通条件 | ||||
| ・年間走行距離:【 5000km未満 】 | ||||
| ・運転者限定:【 本人・配偶者限定 】 | ||||
| ・事故あり係数:【 なし 】 | ||||
| ・対人・対物:【 無制限 】 | ||||
| ・人身傷害:【 5000万円 】 | ||||
| ・搭乗者傷害:【 なし 】 | ||||
| ・車両保険(ありの場合):【 フルカバー[免責5-10万] 】 | ||||
今回は記名被保険者(契約車両を主に運転する人)の年齢別に4タイプ「タイプ20」~「タイプ30」で見積もりを取得します。
スバル ソルテラの保険料金シミュレート見積り結果!
SUBARU SOLTERRA[出典:https://www.subaru.jp/]
それでは自動車保険料金をシミュレートした見積り結果を見てみましょう。
| 2025年 保険料金シミュレート結果 [ 年間保険料 ] |
||
| スバル ソルテラ ET-HS(AWD) |
||
| 見積タイプ | 車両保険なし | 車両保険あり |
| タイプ20 (全年齢補償) |
48,680円 | 178,690円 |
| タイプ21 (21歳以上補償) |
26,500円 | 93,310円 |
| タイプ26 (26歳以上補償) |
18,060円 | 60,290円 |
| タイプ30 (30歳以上補償) |
11,630円 | 36,900円 |
各タイプでは記名被保険者(主にその車を運転する人)の年齢以上の運転者のみを補償対象とする年齢条件割引を前提にしています。年齢を重ねるにつれ順当に保険料金が割安になっていくのがハッキリ分かりますね。
こちらは一定の条件をもとにシミュレートした結果なのであくまでも参考としてお考え下さい。
スバル ソルテラの保険料の目安は前述の通りですが、これはあくまで「相場」です。 最終的な保険料は、あなたの契約条件、そして、どの保険会社を選ぶかによって、大きく変わってきます。
では、最も条件の良い自動車保険を見つけ出す、その最短ルートとは何でしょうか。
答えは、ただ一つ。 「複数の保険会社から、見積もりを取得し、比較・検討すること」これに、尽きます。
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スバル ソルテラの保険料金ポイント!
SUBARU SOLTERRA[出典:https://www.subaru.jp/]
それではスバル ソルテラの保険料金に関わるポイントを確認しておきましょう。
ポイントとしては上記の4つが挙げられます。それでは順に説明していきます。
▼ SUBARU Safety Sense 搭載
ソルテラは先進の予防安全パッケージ「SUBARU Safety Sense(スバル セーフティセンス)」を搭載しています。レーザーレーダーと単眼カメラを併用した検知センサーと、それに基づく統合的な制御により、事故の回避や衝突被害の軽減を支援します。
ソルテラではSUBARU Safety Senseにより、高性能なプリクラッシュセーフティ(昼夜の歩行者・自転車、昼の自動二輪車に対応)、リスクを先読みして運転操作を支援するプロアクティブドライビングアシストを全グレードで標準装備しています。
また、高速道路での長距離運転をサポートする、レーダークルーズコントロール(全車速追従機能付き)、レーントレーシングアシスト機能も全車に搭載。
その他、降車時の危険をお知らせする安心降車アシスト、パーキングサポートブレーキ、Advanced Park(駐車支援)、クルマを真上から見るように周囲を確認できるパノラミックビューモニターといった機能も、すべて標準装備する充実ぶりです。
※2025年10月一部改良以降の情報となります。
SUBARU Safety Sense[出典:https://www.subaru.jp/]
これにより、ソルテラは「セーフティ・サポートカーS〈ワイド〉」に該当しているとともに、衝突被害軽減ブレーキ等が一定の性能を有していることを国土交通省が認定する「ペダル踏み間違い急発進抑制装置(PMPD)」の認定車でもあります。
SUBARU Safety Senseの様々な運転支援機能(ASV)によって劇的に事故を減らすことが可能となり、型式別料率クラスへ高評価として反映されます。
料率クラスの高い評価はそのまま保険料低減へとつながります。
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▼ ASV割引の適用
前述のSUBARU Safety Senseには、衝突被害軽減ブレーキ(AEB)いわゆる自動ブレーキ機能も搭載されており、各保険会社でASV割引(保険料金一律9%割引)を受けることができます。
ただし、ASV割引適用終了はその型式の自動車が発売された年度に「3年」を加算した年度の12月末日になります。その為、ソルテラについては、モデルによって適用期間の違いがあります。
2025年10月一部改良前のモデルについては、保険開始日が2025年12月末まで。改良以降のモデルについては、保険開始日が2028年12月末までなら割引が受けられます。
2025年12月末まで
また、いずれ割引適用からは外れますがAEBを含めたSUBARU Safety Senseの事故予防効果は型式別料率クラスに十分反映されており、ASV割引適用が終了したからと言って必ずしも保険料金に不利という事でもありません。
▼ エコカー割引の適用
ソルテラは全車EVモデルであり、一部保険会社にてエコカー割引が適用になります。
エコカー割引を受ける保険会社によっても変わってきますが「新車購入の場合で多くは2年程、最長で4年間」割引きを受ける事ができます。
割引率は3%、または一律1000円引き程度となっている事が多いです。
▼ 型式別料率クラス
スバル ソルテラについては、2025年10月一部改良の前後によって、4つの型式が存在します。
型式ごとに料率クラスの評価がなされ、この評価が保険料金の増減にも直結します。
・型式別料率クラス[2025年]
| SUBARU ソルテラ 型式別料率クラス | |||||||
| 車種 | 駆動 | 型式 | 対人 | 対物 | 傷害 | 車両 | ASV割 |
| ソルテラ ※2025.10 改良後 |
FWD | XEAM11X | 6 | 7 | 9 | 11 | 〇 |
| AWD | XEAM15X | 6 | 7 | 9 | 11 | 〇 | |
| ソルテラ ※2025.10 改良前 |
FWD | XEAM10X | 6 | 7 | 9 | 12 | 〇 |
| AWD | YEAM15X | 6 | 7 | 9 | 11 | 〇 | |
※ASV割:[ 〇 割引あり / × 割引なし ]
※料率クラスは17段階評価
『ASV割』項目は型式別にASV割引の対象かどうかを表しています。ソルテラに関しては衝突被害軽減ブレーキ(AEB)が全車搭載されていますので、前述の適用期間内であればASV割引が適用されます。
ソルテラ全体としての型式別料率クラス評価は、「標準」に当てはまるかと思います。保険料金的には「影響は小さい」となります。
※★5段階[ とても悪い / 悪い / 標準 / 良い / とても良い ]
「標準」評価となっていますが、車両項目クラスについては、『11』または『12』と少々高めです。車両保険をセットした場合、保険料金はそれなりに高くなる傾向となるでしょう。
もちろん、車両金額や契約内容によっても実際の保険料金は変わってきます。
スバル ソルテラの保険料金を簡単にいえば!
SUBARU SOLTERRA[出典:https://www.subaru.jp/]
スバル ソルテラは、BEVという、新たな時代における、スバルの「今」を示す一台です。
初期モデルが抱えていた課題を完全に克服し、実用性と「スバルらしさ」を、高次元で両立させた、真のフラッグシップモデルと言えるでしょう。
エンジンから、モーターへ。そして、最初の「挑戦」から、揺るぎない「確信」へ。
これを土台として、スバルが、次にどのような「安心と愉しさ」を、我々に見せてくれるのか。非常に楽しみですね。
それでは、 ソルテラの保険料金を簡単にいえば!
保険料ポイント覚え書き
ソルテラには先進の予防安全パッケージ「SUBARU Safety Sense」を全車標準装備。事故率低下により自動車保険料にも有利。
衝突被害軽減ブレーキ(AEB)も全車装備されておりASV割引(一律9%OFF)の対象となる。
ソルテラは全車EVモデルであり、保険会社によってエコカー割引の適用が可能。
型式は車種に対して4つ。ソルテラ全体としての型式別料率クラス評価は「標準」、保険料的には良くも悪くも「影響は小さい」。
ここまで、自動車保険料について詳しく見てきました。 しかし、これは、あくまで「目安」です。
あなたの保険料を、本当に安くするための、最後の、そして、最も重要な「一手」が残っています。それは「複数の保険会社から見積もりを取得し、比較・検討すること」
しかし、その「比較・検討」こそが、最も面倒なのであり、ためらってしまうその気持ち。私にも、痛いほど分かります。
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