軽自動車の電気自動車(BEV)として発売されたニッサン「サクラ(SAKURA)」。
同社のリーフ、アリアに続く3番目の電気自動車として登場です。
EVは軽自動車のようなタウンコミュータこそ、もっとも効率的といわれています。それは、移動のほとんどが一充電走行距離内に収まるからです。サクラはまさに、そういったモビリティとしてベストマッチを狙った車です。
今回はそんなニッサン サクラ[B6AW型]について、年齢別・条件別に自動車保険料金の相場と目安を見ていきましょう。
NISSAN SAKURA[画像出典:https://www3.nissan.co.jp/]
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ニッサン サクラとは
NISSAN SAKURA[出典:https://www3.nissan.co.jp/]
日産自動車で初の軽自動車EVが「サクラ(SAKURA)」です。
カテゴリとしてはトールワゴン系の軽自動車にあたります。フロントフェイスはニッサンの次世代Vモーションを取り入れ、同社アリアに酷似したデザイン。まさに、ミニアリアといえる雰囲気があります。
リアランプ周りは水平基調をベースに立体的な造形がとられ、シンプルで洗練されたイメージにつながっています。
インテリアも上質感をまとった先進性を感じさせるつくりです。2つのディスプレイを水平方向にレイアウトした統合型インターフェースディスプレイを導入し、EVらしい先進性を感じさせます。運転席メーターは全車7インチアドバンスドドライブアシストディスプレイが設置されます。
NISSAN SAKURA[出典:https://www3.nissan.co.jp/]
ダッシュボードもクロス地で覆われ、加飾も効果的でとても高級感のある仕上がり。前面の圧迫感が少なく広々とした印象を受けます。ベージュ系内装が用意されている点も良いですね。
後席も広い居住空間を確保。駆動用バッテリーを床下に収納していますが、それにより後席の床が上がらないよう工夫されているとのこと。EVにありがちな後席足元へのしわ寄せがないのは素晴らしいです。
その駆動用バッテリーには、総電力量20Kwhのリチウムイオン電池を搭載。一充電での走行距離はWLTCモードで180kmを確保しています。軽自動車のようなタウンコミュータとしては十分な距離かと思います。急速充電にも対応しているので、充電計画さえ立てていけば長距離もこなせそう。
長距走行の高速道路で役に立つ、 運転支援システム「プロパイロット」も搭載しています(Xグレードは標準、Gグレードはオプション)。
NISSAN SAKURA[出典:https://www3.nissan.co.jp/]
また、とかくEVは駆動用バッテリーにより重量がかさみますが、サクラも例外ではなくエンジン車に比べると150Kgほど重い。しかしながらサクラに搭載される駆動用モーターは、最高出力47kW/最大トルク195Nmとトルクでは軽ターボ車の2倍にあたる大トルクを誇ります。
それを0-2302rpmで発揮するのですから、重量相殺以上のパワーを獲得しているといって良いでしょう。さらに床下格納のバッテリーによる低重心化、重量増加による、どっしりとした重厚感のある走りも特徴です。
個人的には、荷室の両側ホイールハウス部分が狭まっていてるのが気になりますが、それ以外では室内空間におけるEV特有のマイナスがほぼありません。
価格も各補助金をフルに使えば、エンジン車並みで購入可能であるなど、非常に高バランスの内容です。
NISSAN SAKURA[出典:https://www3.nissan.co.jp/]
グレード | 概要 |
価格 |
G | ●EV 1モーター 駆動用バッテリー容量:20kWh 360°セーフティアシスト 2WD(FF) |
3,082,200円 |
X | 2,599,300円 |
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保険料金シミュレート見積り条件
それでは保険料金のシミュレート見積もりをしていきましょう。今回見積もり条件とした内容を記述しておきます。
●見積もり条件
保険料金 見積もり条件 | ||||
見積タイプ | 年齢 | 年齢条件 | 等級 | 免許色 |
タイプ20 | 20歳 | 全年齢補償 | 8 | グリーン |
タイプ21 | 21歳 | 21歳以上補償 | 9 | グリーン |
タイプ26 | 26歳 | 26歳以上補償 | 14 | ブルー |
タイプ30 | 30歳 | 30歳以上補償 | 18 | ゴールド |
共通条件 | ||||
・年間走行距離:【 5000km未満 】 | ||||
・運転者限定:【 本人・配偶者限定 】 | ||||
・事故あり係数:【 なし 】 | ||||
・対人・対物:【 無制限 】 | ||||
・人身傷害:【 5000万円 】 | ||||
・搭乗者傷害:【 なし 】 | ||||
・車両保険(ありの場合):【 フルカバー[免責5-10万] 】 |
今回は記名被保険者(契約車両を主に運転する人)の年齢別に4タイプ「タイプ20」~「タイプ30」で見積もりを取得します。
ニッサン サクラの保険料金シミュレート見積り結果!
NISSAN SAKURA[出典:https://www3.nissan.co.jp/]
それでは自動車保険料金をシミュレートした見積り結果を見てみましょう。
2025年 保険料金シミュレート結果 [ 年間保険料 ] |
||
NISSAN サクラ G |
||
見積タイプ | 車両保険なし | 車両保険あり |
タイプ20 (全年齢補償) |
51,970円 | 139,240円 |
タイプ21 (21歳以上補償) |
28,150円 | 73,000円 |
タイプ26 (26歳以上補償) |
19,130円 | 47,480円 |
タイプ30 (30歳以上補償) |
12,270円 | 29,230円 |
各タイプでは記名被保険者(主にその車を運転する人)の年齢以上の運転者のみを補償対象とする年齢条件割引を前提にしています。年齢を重ねるにつれ順当に保険料金が割安になっていくのがハッキリ分かりますね。
こちらは一定の条件をもとにシミュレートした結果なのであくまでも参考としてお考え下さい。
ニッサン サクラの一番安い保険の見つけ方!
ニッサン サクラの保険料金の目安は前述の結果通りですが、契約条件によってもトータルの保険料金は変わってきます。
条件にあった一番安い自動車保険を見つけるにはどうすれば良いでしょう?
答えは、複数社の見積もり取得と比較・検討です。それがもっとも効果的で最短ルート!
でも一社ごと見積もりなんて、それこそ時間もかかるし気力・体力も削られて正直割に合いません。ですのでわたしは、こちらの一括見積もりサービスをお勧めしています。
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ニッサン サクラの保険料金ポイント!
NISSAN SAKURA[出典:https://www3.nissan.co.jp/]
それではニッサン サクラの保険料金に関わるポイントを確認しておきましょう。
保険料金に関わるポイント |
全方位運転支援システム
ASV割引の適用 エコカー割引の適用 型式別料率クラス |
ポイントとしては上記の4つが挙げられます。それでは順に説明していきます。
▼ 全方位運転支援システム
サクラには、Nissan Intelligent Mobility(ニッサン インテリジェント モビリティ)の一環として、先進運転支援システムをパッケージ化した「全方位運転支援システム(360°セーフティアシスト)」が全車に標準搭載されています。
これにより、いわゆる自動ブレーキである「インテリジェント エマージェンシーブレーキ」はもとより、インテリジェント LI (車線逸脱防止支援システム)やインテリジェント FCW(前方衝突予測警報)も標準搭載しています。
高速道路での長距離運転をサポートする運転支援システム「プロパイロット」および「プロパイロット緊急停止支援システム(SOSコール機能付)」は、グレードにより標準装備またはオプション導入可能です。
その他、空から見下ろしたような映像で駐車を支援する「インテリジェント アラウンドビューモニター(移動物 検知機能付)」も同様にグレードにより標準装備またはオプション。駐車完了するまでドライバーをアシストする「プロパイロット パーキング」は、Gグレードだけのオプション装備です。
全方位運転支援システム(360°セーフティアシスト)[出典:https://www.nissan.co.jp/]
これらにより、サクラは「セーフティ・サポートカーS〈ワイド〉」に該当しています。
「全方位運転支援システム」の様々な運転支援機能(ASV)によって劇的に事故を減らすことが可能となり、型式別料率クラスへ高評価として反映されます。
料率クラスの高い評価はそのまま保険料低減へとつながります。
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▼ ASV割引適用
前述の全方位運転支援システム(360°セーフティアシスト)によって、サクラには「インテリジェント エマージェンシーブレーキ」が全グレードに搭載されています。
これはニッサンで言うところの衝突被害軽減ブレーキ(AEB)、いわゆる自動ブレーキ機能です。これによって各保険会社でASV割引(保険料金一律9%割引)を受けることができます。
ASV割引適用期限はその型式の自動車が発売された年度に「3年」を加算した年度の12月末日なので、サクラの場合には保険開始日が2025年12月末迄であれば割引が受けられます。
ASV割引の適用 |
割引あり 2025年12月末まで ( 保険始期日 ) |
また、いずれ割引適用からは外れますが、AEBを含めた「全方位運転支援システム」の事故予防効果は型式別料率クラスに十分反映されており、ASV割引適用が終了したからと言って必ずしも保険料金に不利という事でもありません。
▼ エコカー割引の適用
サクラは全車EVモデルであり、一部保険会社にてエコカー割引が適用になります。
エコカー割引を受ける保険会社によっても変わってきますが「新車購入の場合で多くは2年程、最長で4年間」割引きを受ける事ができます。
割引率は3%、または一律1000円引き程度となっている事が多いです。
エコカー割引の適用 |
割引あり ( 割引適用条件は保険会社により異なる ) |
▼ 型式別料率クラス
ニッサン サクラ については、型式は1つのみになります(1車種1型式)。
型式ごとに料率クラスの評価がなされ、この評価が保険料金の増減にも直結します。
・型式別料率クラス[2025年]
NISSAN サクラ 型式別料率クラス | ||||||
車種 | 型式 | 対人 | 対物 | 傷害 | 車両 | ASV割 |
サクラ | B6AW | 5 | 5 |
4 | 7 | 〇 |
※ASV割:[ 〇 割引あり / × 割引なし ]
※軽自動車の料率クラスは7段階評価
『ASV割』項目は型式別にASV割引の対象かどうかを表しています。サクラに関しては衝突被害軽減ブレーキ(AEB)が全車搭載されていますので、前述の適用期間内であればASV割引が適用されます。
サクラ全体としての型式別料率クラス評価は、「悪い」に当てはまるかと思います。保険料金的には「割高」となります。
ニッサン サクラ 料率クラス評価 (保険料金への影響) |
悪い ( 保険料金は割高 ) |
※★5段階[ とても悪い / 悪い / 標準 / 良い / とても良い ]
車両項目クラスが『7』と評価が悪いです。車両保険をセットした場合、保険料金は高くなる傾向となるでしょう。
もちろん、車両金額や契約内容によっても実際の保険料金は変わってきます。
ニッサン サクラの保険料金を簡単にいえば!
NISSAN SAKURA[出典:https://www3.nissan.co.jp/]
ニッサン「サクラ」は、今後の本格的な軽自動車EV拡大の呼び水となりえる1台です。
駆動用バッテリーによる重量増加と低重心化、そして電動化による大トルクがもたらす走行感覚は、これまでの軽自動車とは一線を画すものです。
補助金があれば購入価格もだいぶ抑えられますし、充電設備のある戸建てユーザであれば、EVコミュータとしての利点も大きい。いっそ軽EVを購入しようかと興味をそそられている方も多いのではないでしょうか。
そんな購入層を一気に喚起する可能性は大いにある、と睨みますが如何でしょう。
それでは、ニッサン サクラの保険料金を簡単にいえば!
今回のテーマを簡単に言えば!
サクラは先進の運転支援システムを全車に標準装備。事故率低下により自動車保険料にも有利。
衝突被害軽減ブレーキ(AEB)も全車装備されておりASV割引(一律9%OFF)の対象となる。
全車EVモデルであり、保険会社によってエコカー割引の適用が可能。
型式は車種に対して1つのみ。サクラ全体としての型式別料率クラス評価は「悪い」、保険料的には「割高」。
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