軽自動車の規格制限の中で、より居住空間を改善するために上方向へとサイズを拡大させたスーパーハイトワゴン。
スズキの「スペーシア」は、この軽スーパーハイトワゴンに属しており、たくさんのユーザから選ばれている人気の車種です。
特に子育て世代にとっては、気の効いたユーティリティと広い室内、使いやすくて経済的なこの車はとても魅力的でしょう。
今回はそんな スズキ スペーシア[MK53S型]について、年齢別・条件別に自動車保険料金の相場と目安を見ていきましょう。
SUZUKI SPACIA[画像出典:https://www.suzuki.co.jp/]
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スズキ スペーシアとは
スズキ スペーシアは、軽自動車販売台数1、2位を争う人気の軽スーパーハイトワゴンです。
MK53S型スペーシアは2代目にあたり、スーツケースをモチーフとしてデザイン・設計されています。
エクステリアにおいてもインテリアにあってもスーツケースをイメージさせる意匠が散りばめられていて、なるほどと思わせる。それでいて女性にも親しみやすいポップな雰囲気も持ち合わせています。
スペーシアの人気の秘密はやはり、軽自動車でありながら広大な室内空間を実現しているところです。
高い天井と低いフロア、そしてシート前後空間にも余裕がある設計となっていて快適な居住空間を確保しています。
また、すべてのシートに独立型のシートスライドを採用していて、体格に合わせて足元まで広々としたスペースを確保できる様になっている等よく作り込まれています。
室内には様々な収納スペースが設けられ、空調を循環させるスリムサーキュレーターなど後席側の快適性も考慮されています。
両側スライドドアを採用し、低床フロア設計も相まって非常に乗り降りしやすい所もおすすめのポイントです。
SUZUKI SPACIA[出典:https://www.suzuki.co.jp/]
全車がマイルドハイブリッド仕様であり、搭載エンジンは660CCの自然吸気エンジン(52PS/60Nm)でミッションはCVTが組み合わされる。
ここにさらにISG(モーター機能付発電機)と専用リチウムイオンバッテリーが装備されていて、発進や加速時にはエンジン再始動やモーターによるエンジンアシスト、そしてモーターによるクリープ走行を可能にします。
各グレードで2WDと4WDの仕様をラインアップしており、使用用途や生活環境による選択肢があるのも嬉しいところ。
予防安全の面でもスズキ セーフティサポートを装備(HYBRID G スズキ セーフティサポート非装着車を除く)して様々な予防安全と運転支援機能を利用できる。衝突軽減ブレーキについては、「デュアルカメラブレーキサポート」にプラスして「後退時ブレーキサポート」機能も搭載されています。
スペーシアは、とにかく広くて使い勝手がよく、そして安全で低燃費なよくばり軽自動車ですね。
SUZUKI SPACIA[出典:https://www.suzuki.co.jp/]
グレード | 概要 |
価格 | |
HYBRID X | ●ハイブリッド 0.66L CVT S-エネチャージ セーフティサポート |
2WD | 1,533,400円 |
4WD | 1,656,600円 | ||
HYBRID G | 2WD | 1,394,800円 | |
4WD | 1,518,000円 | ||
HYBRID G スズキ セーフティサポート非装着車 |
●ハイブリッド 0.66L CVT S-エネチャージ |
2WD | 1,312,300円 |
4WD | 1,435,500円 |
保険料金シミュレート見積り条件
それでは保険料金のシミュレート見積もりをしていきましょう。今回見積もり条件とした内容を記述しておきます。
●見積もり条件
保険料金 見積もり条件 | ||||
見積タイプ | 年齢 | 年齢条件 | 等級 | 免許色 |
タイプ20 | 20歳 | 全年齢補償 | 8 | グリーン |
タイプ21 | 21歳 | 21歳以上補償 | 9 | グリーン |
タイプ26 | 26歳 | 26歳以上補償 | 14 | ブルー |
タイプ30 | 30歳 | 30歳以上補償 | 18 | ゴールド |
共通条件 | ||||
・年間走行距離:【 5000km未満 】 | ||||
・運転者限定:【 本人・配偶者限定 】 | ||||
・事故あり係数:【 なし 】 | ||||
・対人・対物:【 無制限 】 | ||||
・人身傷害:【 5000万円 】 | ||||
・搭乗者傷害:【 なし 】 | ||||
・車両保険(ありの場合):【 フルカバー[免責5-10万] 】 |
今回は記名被保険者(契約車両を主に運転する人)の年齢別に4タイプ「タイプ20」~「タイプ30」で見積もりを取得します。
スズキ スペーシアの保険料金シミュレート見積り結果!
SUZUKI SPACIA[出典:https://www.suzuki.co.jp/]
それでは自動車保険料金をシミュレートした見積り結果を見てみましょう。
2024年 保険料金シミュレート結果 [ 年間保険料 ] |
||
スズキ スペーシア HYBRID X(2WD) |
||
見積タイプ | 車両保険なし | 車両保険あり |
タイプ20 (全年齢補償) |
47,710円 | 92,900円 |
タイプ21 (21歳以上補償) |
26,320円 | 50,160円 |
タイプ26 (26歳以上補償) |
17,800円 | 32,920円 |
タイプ30 (30歳以上補償) |
11,280円 | 20,320円 |
各タイプでは記名被保険者(主にその車を運転する人)の年齢以上の運転者のみを補償対象とする年齢条件割引を前提にしています。年齢を重ねるにつれ順当に保険料金が割安になっていくのがハッキリ分かりますね。
こちらは一定の条件をもとにシミュレートした結果なのであくまでも参考としてお考え下さい。
スズキ スペーシアの一番安い保険の見つけ方!
スズキ スペーシアの保険料金の目安は前述の結果通りですが、契約条件によってもトータルの保険料金は変わってきます。
条件にあった一番安い自動車保険を見つけるにはどうすれば良いでしょう?
答えは、複数社の見積もり取得と比較・検討です。それがもっとも効果的で最短ルート!
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スズキ スペーシアの保険料金ポイント!
それではスズキ スペーシアの保険料金に関わるポイントを確認しておきましょう。
保険料金に関わるポイント |
セーフティサポート搭載
ASV割引の適用 エコカー割引の適用 型式別料率クラス |
ポイントとしては上記の4つが挙げられます。それでは順に説明していきます。
▼ セーフティサポート搭載
スズキには評価の高い運転支援システム「セーフティサポート」があります。スペーシアでは一部グレード(HYBRID G スズキ セーフティサポート非装着車)を除きセーフティサポートを標準装備しています。
セーフティサポート装着車には、いわゆる衝突被害軽減ブレーキであるデュアルカメラブレーキサポート(夜間歩行者対応)を標準搭載。そして高速道路での長距離運転をサポートする全車速追従機能付アダプティブクルーズコントロール(ACC)は、HYBRID Xにオプション装着が可能です。
その他、誤発信抑制機能、後退時ブレーキサポート、李やパーキングセンサーなど幾つもの予防安全機能を搭載しています。
※2021年12月マイナーチェンジ後の情報となります。
デュアルカメラブレーキサポート[出典:https://www.suzuki.co.jp/]
これにより、スペーシアは「セーフティ・サポートカーS〈ワイド〉」に該当しているとともに、衝突被害軽減ブレーキ等が一定の性能を有していることを国土交通省が認定する「衝突被害軽減ブレーキ(AEBS2)」および「ペダル踏み間違い急発進抑制装置(PMPD)」の認定車でもあります。
セーフティサポートの様々な運転支援機能(ASV)によって劇的に事故を減らすことが可能となり、型式別料率クラスへ高評価として反映されます。
料率クラスの高い評価はそのまま保険料低減へとつながります。
※2020年から軽自動車にも型式別料率クラス制度が導入されました。
▼ ASV割引適用
前述のセーフティサポートには、デュアルカメラブレーキサポートと呼ばれる衝突被害軽減ブレーキ(AEB)、いわゆる自動ブレーキ機能も搭載されており、各保険会社でASV割引(保険料金一律9%割引)を受けることができます。
ただし、ASV割引はその型式の自動車が発売された年度に「3年」を加算した年度の12月末日に適用終了となります。スペーシアの場合にはAEBを搭載はしているものの、適用期間はすでに終了しており残念ながらASV割引は対象外となります。
ASV割引の適用 |
割引対象外 ※型式の割引適用期間が終了済み |
しかしながら、AEBを含めたセーフティサポートの事故予防効果は型式別料率クラスに十分反映されており、ASV割引適用がないからと言って必ずしも保険料金に不利という事でもありません。
▼ エコカー割引の適用
スペーシアは全車がS-エネチャージを搭載するマイルドハイブリッドモデルであり、一部保険会社にてエコカー割引が適用になります。
エコカー割引を受ける保険会社によっても変わってきますが「新車購入の場合で多くは2年程、最長で4年間」割引きを受ける事ができます。
割引率は3%、または一律1000円引き程度となっている事が多いです。
エコカー割引の適用 |
割引あり ( 割引適用条件は保険会社により異なる ) |
▼ 型式別料率クラス
スズキ スペーシア については型式は1つのみになります(1車種1型式)。
また2020年より、軽自動車へも型式別料率クラス(車両料率クラス)制度が導入されました。型式ごとに料率クラスの評価がなされ、この評価が保険料金の増減にも直結します。
・型式別料率クラス[2024年]
SUZUKI スペーシア 型式別料率クラス | ||||||
車種 | 型式 | 対人 | 対物 | 傷害 | 車両 | ASV割 |
スペーシア | MK53S | 1 | 1 | 1 | 2 | × |
※ASV割:[ 〇 割引あり / × 割引なし ]
※軽自動車の料率クラスは3段階評価
『ASV割』項目は型式別にASV割引の対象かどうかを表しています。前述の通りスペーシアには衝突被害軽減ブレーキ(AEB)が搭載されていますが、適用期間を経過しておりASV割引は対象外です。
スペーシア全体としての型式別料率クラス評価は、「良い」に当てはまるかと思います。保険料金的には「割安」となります。
スズキ スペーシア 料率クラス評価 (保険料金への影響) |
★★★ 良い ( 保険料金は割安 ) |
もちろん、車両金額や契約内容によっても実際の保険料金は変わってきます。
スズキ スペーシアの保険料金を簡単にいえば!
SUZUKI SPACIA[出典:https://www.suzuki.co.jp/]
スズキの軽スーパーハイトワゴン「スペーシア」。
スーツケース風というちょっと変わったモチーフながら、上手にまとめられたエクステリアや軽自動車とは思えない広々とした室内空間。セーフティサポートによる安全性の確保、そしてS-エネチャージを搭載したことによる燃費の良さやエコカー減税。
スペーシアはそういった多くのユーザーが軽自動車に求めるものがたくさん詰まっているからこそ人気となっているのだと思います。
それこそ、軽自動車に求められる数々の要素の最大公約数が現在のスーパーハイトワゴンという形なのかもしれませんね。
それでは、スズキ スペーシアの保険料金を簡単にいえば!
今回のテーマを簡単に言えば!
スペーシアは予防安全技術「セーフティサポート」を一部グレードを除き標準装備。
セーフティサポートにより衝突被害軽減ブレーキ(AEB)が導入されているが、適用期間終了のためASV割引は対象外。
全車マイルドハイブリッドモデルであり、一部保険会社ではエコカー割引を適用可能。
型式は車種に対して1つのみ。スペーシア全体としての型式別料率クラス評価は「良い」、保険料的には「割安」。
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